2020年12月2日 星期三

江啟臣主席「管理できなければ輸入を禁止すべし」

江啟臣主席「管理できなければ輸入を禁止すべし」

中国国民党江啟臣主席が12月2日の中常會で会談を開きました。先週金曜日に立法院で中国国民党が強くボイコット行為をしたのは蔡英文総統が軽率にラクトパミン入り豚肉の輸入解禁したことを明確にし、具体的な行動により国民のラクトパミン入り豚肉の輸入解禁に反対する決意表明するためでした。また、もし十分な審議によりラクトパミン入り豚肉の輸入を阻止できていれば、中国国民党はこのような強いボイコット行為をする必要はなかったと重ねて表明しました。蘇貞昌院長が楊博仁中常委が経営している信功肉品がラクトパミン入り豚肉の輸入を支持しているとの虚偽の発言をしたことに対し、楊博仁常委本人を招請し、中常會でテレビ通話により常委たちに意見を述べたり、説明したりさせました。

江啟臣主席は党員たちの努力に感謝の意を伝え、また党員にボイコット行為への支持を依頼し、また同時に第一線で戦っている国会議員を応援しようと呼びかけました。彼らが国民を守るために政府に問い続け、行政を厳しく監視することを期待しています。民意を顧みず、ラクトパミン入り豚肉の輸入を許したのは誰か国民に知らしめましょう。

江啟臣主席は昨日の立法院院会(国会本会議)での質疑応答が最もよく証明していると指摘しました。蔣萬安委員及び林奕華委員をはじめ、中国国民党所属の立法委員(国会議員)の準備した質疑に対して、蘇貞昌院長と行政院(内閣)閣員はあからさまにコミュニケーションを避け、逆質問をし、中傷をし、故意に質問者を怒らせるばかりで、ラクトパミン入り米産豚肉の輸入による食品安全と産業への影響に対し向き合っていないと指摘しました。民主進歩党が質問に対し、浮ついた態度を取ったことは、まさに民主の茶番であり、傲慢な態度で政権を握っている証拠であると江啟臣主席は強調しました。

江啟臣主席は下記のように示しました。蘇貞昌院長は質問に対し、理にかなった答えが出せておらず、その上、中常委の楊博仁氏が経営している信功肉品は民主進歩党のラクトパミン入り豚肉を輸入する政策を支持していると虚偽の発言をしました。会社の信用を守るために、信功肉品は蘇貞昌院長の話を否認する声明をやむなく発表しました。蘇貞昌院長は国会で口先だけの発言をしたり、好き勝手にデマを拡散したりしました。丁怡銘氏が誰に吹聴されたのかは明らかです。民間企業を悪政の犠牲とするのは民主進歩党の一貫した考え方と手段であると江啟臣主席は指摘しました。

江啟臣主席は次のように述べました。まもなく、一か月も待たず、健康を害する成長促進剤であるラクトパミンが残留している豚肉の輸入が解禁されます。民主進歩党の性急な管理体制のせいで問題が続出しています。中央畜産会はラクトパミン入り豚肉の輸入に合わせるために、慌てて「台湾産豚」認証マークを掲示しましたが、昨日の認証マーク授与式まで、農業委員会は認証マークの規範について十分な説明ができませんでした。

台湾産豚認証マークが付いた商品は原材料が国産豚肉であれば申請できるのか、あるいは百パーセント国産豚肉使用の場合にのみ申請できるのかと江啟臣主席は疑問を呈しています。生産者と消費者にとってその違いは雲泥の差であり、農業委員会は明確に説明すべきです。そうしなければ、ラクトパミン入り豚肉の輸入を解禁した後、玉石混交(ぎょくせきこんこう)の状況を防止することがより一層難しくなると江啟臣主席は述べました。

中央畜産会の統計によると、現在までに5800店舗が申請をしています。年末までに約申請件数が1.5万件に達する見込みだとしても、それはただ申請資格のある全体の二分の一程度に過ぎず、比率がかなり低いため、実際に期待している管理の効果を出せるのかはまだ疑問です。

江啟臣主席は管理できなければ、輸入を禁止すべきだというのが中国国民党の明確な立場であると強調しました。学校給食の規範を法制化するつもりもなく、ラクトパミン入り豚肉を新たに税番号システムに加えることもせず、ラクトパミン入り豚肉であることを示すマークを付けることに強制性もないことから始まり、慌てて作った台湾産豚認証マークの混淆(こんこう)に至るまで、民主進歩党の行政機関がラクトパミン入り豚肉の管理方法に対し、無関心であり、また無能であることを示しています。このような無能で怠惰な方針により、国民がラクトパミン入り豚肉を食べることにおけるリスクを高くしています。民主進歩党は明らかに解禁することばかりを考え、その管理についてよく検討しなかったことは本末転倒です。対応措置の欠落に対し、ラクトパミン入り豚肉の輸入をあらゆる方法により、阻止し続けるのが野党の役目であると江啟臣主席は強調しました。

江啟臣主席が以下のように指摘しました。昨日(12月1日)中央感染症指揮センターが秋冬防疫プロジェクトの実施を始め、各管理制度と防疫措置を強化しています。野党としては全力で各防疫措置を支持しますが、ワクチンの取得と接種は防疫の更なる重点であり、国民の防疫成果を延長するための重要な仕事であると中央感染症指揮センターを促しました。中央感染症センターはいまだにワクチンの取得について曖昧な態度を示しており、大袈裟な防疫対策の宣伝を比べると大きな差があります。更に憂うべきことは、ワクチンを取得できる数量と日程は予定通りにはいきそうもないということです。世界の防疫対策は次第に感染拡大防止から、ワクチン開発と接種のスピード競争へと移行しています。もし台湾がワクチン接種を先導しなければ、国際社会から孤立し、ポストコロナの復旧と振興に悪影響を及ぼすでしょう。

最後に、ハイリスクな輸入肉にせよ、防疫対策にせよ、中国国民党は国民の健康を最優先し、各挑戦に立ち向かい、頑張り続けると江啟臣主席は強調しました。
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