2021年3月4日 星期四

中国大陸が台湾産パイナップル禁輸 台農発が雲隠れで役に立たず 農産物の新南向政策は失敗



中国大陸が台湾産パイナップル禁輸 台農発が雲隠れで役に立たず 農産物の新南向政策は失敗




中国国民党は本日(3月4日)「台農発が雲隠れで役に立たず 農産物の新南向政策は失敗」との記者会見を開きました。中国国民党文伝会主任委員の王育敏氏や副主任委員の王鴻薇氏、大陸事務部主任の左正東氏が出席しました。中国国民党は未だに台農発から先日、中国大陸が我が国のパイナップルの輸入を停止した問題に関するパイナップルの分散輸出策略についての説明を聞いていないと述べました。中国国民党は次の点を疑問視しています。蔡政権は2016年に「台農発」(台湾国際農業開発株式会社)を設立、2018年に「台農投」(台農投資株式会社)を設立、2019年に台湾農産物輸出プラットフォームを作り、国の農産物チームと続々と設立しました。しかし、最近、パイナップルの販売促進活動をする中で、蔡政権は大量の宣伝文で、民衆に緊急支援として、パイナップルを購入することを呼び掛け、言わば、民衆自らに国の農産物チームを結成させました。前述した会社は役目を果たしていないことは明らかであり、パイナップルを主な輸出品目にしているものの、その禁輸問題に対して対策を出していないことに国民は愕然としています。



中国国民党は次のように指摘しました。中央政府が台農発を成立して以来、累積損失額は7,800万台湾元(約3億15万9千円)に達し、資本金額の三分の一程度にまでなっています。過去に約束した「農産物輸出入」や「技術の輸出」、「海外投資および資材の輸出」の三大核心任務を遂行することも、「新たな輸出市場の拡大」、東南アジア諸国連合や南アジア、オーストラリア、ニュージーランドといった新たな目標市場を開拓することも、また、台湾農業の海外収益を押し上ることなども実行できていません。農業委員会(農委会)の資料によれば、2016年に台農発が成立して以来、近5年で、中国大陸以外の市場占有率はわずか6%しか増加していません。農委会の陳吉仲主任委員は業績低迷している台農発について、データを大幅に操り、国民に分散策略は功を奏していると言い欺きました。



中国国民党は以下のように指摘しました。陳吉仲主任委員が近5年間の農産物輸出の状況をどのように分析してきたのか理解しかねます。農委会農業統計資料調査システムを見ると、蔡政権発足から、国の農産物の輸出は強く中国に依存し、2017年以降は、日本への輸出は減少する一方となりました。台湾産パイナップルだけを見ると、蔡政権が発足してから5年間で、中国大陸への輸出比率は年々増加し、日本への輸出比率は年々減少しており、新南向政策の効果もなく、資料によれば、事実は陳吉仲主任委員の認識とは明らかにズレがあります。



中国国民党は以下のように述べました。昨年3月、蔡英文総統はフェイスブックにより、台湾産のパイナップルが再び海外市場(オーストラリア)開拓で成功したと発表しました。歓喜している様子の写真と文章を投稿し、国民をパイナップルのオーストラリア市場が開拓できた喜びの雰囲気に浸らせました。しかし、実際の税関のデータを調べると、昨年オーストラリアへ輸出されたのはわずか56キロの「ドライ(乾燥)パイナップル」で、今年の輸出量はゼロでした。5年もかかって、蔡英文総統がフェイスブックで宣伝したパイナップルの海外市場の再開拓は、結局、生のフルーツ1キロさえありませんでした。蔡政権が情報を操作し発信していることが再び、明らかになりました。。



中国国民党は次の指摘をしました。蘇貞昌(そていしょう)行政院長(首相)は現在、台湾は16ヶ国への輸出が可能で、政府は他にも新たな輸出先を開拓するつもりだと述べました。それはまるで、また国の農産物チームを作るようなものです。問題は中国大陸がわか国のパイナップルの輸出を停止してから、国初の農産チーム「台農発、台農投」などの会社は、農産物の市場分散政策についての説明をしてきませんでした。それに、過去の資料を見ても、輸出促進の効果は見えません。2016年、蔡政権が発足して以来、新南向政策の推進を繰り返し強調していますが、我が国の毎年の農産物の輸出対象国におけるランキングには大した変わりはなく、輸出比率にも変動がありません。2018年以降、新南向の対象国への農産物の輸出年間成長率は減少傾向が続いています。2020年には、中国大陸の輸出額は10億ドルを超え、最も高い20.7%という輸出シェアを維持できました。明らかに、国の農産物の輸出は新南向政策のため、中国大陸への輸出依存度が下がっていないと指摘しました。



中国国民党は蔡政権に以下のように呼びかけています。「スローガンによって、国を治めるべきではない。新南向の対象国に対する近年の輸出は減少傾向にあるが、、それに対し、ただ新南向政策のみに希望を託しても、台湾農家の中長期的な輸出困難は解決できない。蔡政権は具体的な行動を起こすべきで、国の農産物の輸出の安定と成長の維持をサポートすべきである。」
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