江主席「国家を守り、国家を建設した栄民に敬意を表す」
中国国民党主席江啟臣は秘書長李乾龍や組織発展委員会主任委員李哲華、黄復興党部主任委員臧幼侠、党役員、中国国民党籍立法委員とともに10月30日午後、黄復興党部が開催した「復興初衷、榮耀心中」栄民の夕べに出席した際に、明日は栄民節でもあり、また、蔣公生誕記念日でもあり、今晩のイベントは中国国民党と栄民及び栄民眷属の緊密な関係を象徴していると述べました。(注:栄誉国民とは主に国共内戦を経験した退役軍人に対する敬称)
国父・孫文が中華民国を創建国した後、蒋介石総裁が中華民国十三年(1924)に黄埔軍官学校を設立して以来、栄民は北伐と抗戦を経て国民政府の台湾移転まで奮闘したに留まらず、それ以外にも、八二三砲戦や古寧頭戦役、東山島戦役などの戦役も経歴しました。栄民たちが中華民国を保衛することと台湾海峡の安全を確保することに最善の努力を尽くすことに対し、江主席はすべての参加者を代表し榮民たちに一礼し、改めて深い敬意及び謝意を表しました。
栄民は台湾を保衛したのみならず、退役後も台湾のインフラ整備に身を投じ、十大建設や横貫公路工事などの工事現場に栄民たちの姿がありました。この場を借りてすべての人が栄民たちの苦労と貢献を忘れぬよう、また、愛国意識を高めてほしいと述べました。中華民国建国後、109年間揺るがず続いてこられたのは、ひとえに国民みんながその愛国心で自己犠牲をいとわなかったからであり、現在の中華民国の安全、繁栄、豊かな台湾があると答辞で発表しました。
また、ラクトパミンを使用した米国産豚肉輸入をめぐる攻防と行政院長蘇貞昌の施政方針報告の審議拒否について江主席は、中国国民党党団は三つの要求を提出しましたが、行政院最初の回答から見て、誠意は半分にも見られません。食品安全会議の開催時期についても回答しておらず、屠畜場検査要求に対する返答もなく、具体的な取り決めもないため、中国国民党党団には、審議拒否の撤回はまだ再考する必要があります。
過去一ヵ月間、委員会審査や公聴会、行政院長のプロジェクト報告を問わず、国民が政府に要求したことに対し、行政院は果たして誠意を持って取り組むつもりがあるのか。コミュニケーション能力が高く、風通しの良さを自認している蔡英文政権はまだ半分もやり遂げていません。国民の合理的な要求と疑問に対し、行政院は釈明すべきだと語りました。